【読書】『通勤大学MBA〈11〉MOTテクノロジーマネジメント』by 兄

技術経営の分野に興味を持ち、ざっくり全体像を俯瞰したいと思い、通勤大学MBAMOTを読んでみた。

MOTとは、マネジメント オブ テクノロジーのことで、技術経営と訳される。
技術を効果的に活用して経営することを示す。

技術経営の必要性を説明するキーワードとして、「競争力」と「技術力」がある。

世界競争力調査において、日本は1989年~1993年まで総合第1位をキープしていたが、それ以降年々競争力を低下させ、2002年のデータでは49ヵ国中30位となってしまった。
主要7ヵ国(G7)の中でも最下位のイタリアに次ぐ競争力の低さだ。
また、アジアの中でも台湾やタイなどに先を越されている。

一方、日本は科学技術力に関しては依然、アメリカに次ぐ第二位だ。

では、なぜ科学技術力のある国に競争力がないのか。

その大きな一因といわれているのが、技術を事業化する力がないことである。
つまり、高い技術力をビジネスに活用できないでいるのだ。
それは、研究者が市場のニーズを的確に捉えず、技術の観点からのみのアプローチで技術開発を行った結果ともいえる。

重要なのは「出発点は市場・お客様」の観点から技術を考えること。
そして、これが技術と経営の統合、つまり技術経営なのだ。

【目次】
第1章 競争・市場環境と技術経営
第2章 技術戦略とは
第3章 研究開発マネジメント
第4章 製品開発マネジメント
第5章 知的財産権マネジメント
第6章 アライアンスマネジメント
第7章 生産マネジメント


通勤大学MBA〈11〉MOT―テクノロジーマネジメント (通勤大学文庫)

通勤大学MBA〈11〉MOT―テクノロジーマネジメント (通勤大学文庫)