【映画】『ブルーバレンタイン』

ブルーバレンタイン』は、一組の夫婦、ディーン(ライアン・ゴズリング)とシンディー(ミシェル・ウィリアムズ)の愛の始まりと終わりを描いた、とても切ない物語。どうやら《トラウマ恋愛映画》とも呼ばれているらしい。

ディーンは、シンディーのことも、彼女が他の男との間につくった娘のことも、まるごと愛していて、ビール飲んで、ちょっと働いて家族と過ごすのを、幸せだと思うような男。
一方シンディーは、上昇志向が強くて、必死に取った正看護師の資格で、バリバリ働く女性。

出会ったばかりのラブラブの頃は、それでも良かったけれど、日を重ねるにつれ、だんだんと二人の間には歪みが生じ、喧嘩が絶えない毎日になって、もはやギリギリの状況。

劇中では、そんな冷めきった夫婦生活と、出会ったばかりで幸せなキラキラのふたりが交互に映し出されて、いっそうその悲哀さが強調される。

二人の変貌ぶりも、とげのある日常会話の自然さも、まさにおみごと。淡々としてて、ちょっとドキュメンタリーチックな演出も、作品を際立てせているように思われる。

しかしながら、 どこにでもありそうな状況や会話が目白押しで、どうもあまり他人事とは思えない。

だからこそ、倦怠気味のご夫婦が一緒に見るのは、止めておくに越したことはないでしょう!


ブルーバレンタイン [Blu-ray]

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