【読書】久賀谷亮『脳が老いない世界一シンプルな方法』

『世界のエリートがやっている 最高の休息法』の著者でイェール大で学んだ米国医師・久賀谷亮が「エイジング研究」の最前線を、ストーリー仕立てで解説してくれる。

マンガまでいれる必要があったのかは疑問だが、とても読みやすい一冊である。

どうやら、老化のバロメーターと言われる長寿遺伝子テロメアの長さは伸ばすことが可能らしい。

そして、マインドフルネスや運動、食事等の総合的セルフケアがなぜ老いにいいのかをテロメアの観点で論じている。

一番印象に残ったのは、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)と呼ばれる脳回路が、脳が何もしていないときでも活動するということだ。つまり、脳は常にエネルギーを消費し続けているというのだ。しかも、脳の全消費エネルギーの、60~80%がDMNの活動に当てられるというのだから、驚きだ。その上、それが自己へのとらわれによる「雑念回路」の活動に使われているというのだから、脳が疲れて老化してしまうのはあたりまえかもしれない。

こうなってくると、雑念にまみれた脳を鎮めてくれるマインドフルネスの重要性に、ぐんと真実味が増してくる。

とにかく、脳を停滞させない最高のメソッドだというのだから、脳の老化が気になる方は、この本に目を通してみる価値はあるだろう。

私も、脳の若返りを目指し、本書に紹介されている、8つのライフ・マインドフルネスをトライしてみようと考えている。


脳が老いない世界一シンプルな方法

脳が老いない世界一シンプルな方法