【映画】『ラ・ラ・ランド』

ラ・ラ・ランド』は、2016年に公開されたアメリカのロマンティック・コメディ・ミュージカル映画。脚本・監督はデミアン・チャゼル。アカデミー賞6部門受賞の話題作である。


 夢追い人が集まる街、ロサンゼルス。

 女優を夢見て映画スタジオのカフェで働くミア<エマ・ストーン>は、ある日、場末のバーでピアノを弾くセバスチャン<ライアン・ゴズリング>と出会う。

 その日、クリスマスソングを弾くのにうんざりした彼は、店で突然大好きなジャズを弾いてクビになってしまうが、エマは彼のそのピアノに心を奪われた。

 何度オーディションを受けても落ちてしまうエマ。いつか店を持って、好きなジャズを思う存分演奏したいセバスチャン。

 やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合うようになる。

 しかし、セバスチャンが生活のために入ったバンドが成功したことから、二人はすれ違いに。

 そして、自作自演の舞台を観たプロデューサーに気に入られたエマが、パリで撮影の大作映画に抜擢されると、さらに別々の道を歩み出すこととなる。

 それから5年の月日が流れ、それぞれの夢を現実のものとした二人は、奇しくも偶然再会を果たすのだが……。


 何かを得るためには、何かを失わなくてはならない!というありがちなストーリーにもかかわらず、セバスチャンの奏でるふたりの思い出の曲に合わせて、夢と現実を交錯させながら描くラストシーンがとても素敵で胸を打つ。

 いかにもThe Musical というカラフルで躍動感のあるスタートは、とても印象的で、華やか。

 スタートのインパクトの割りに、全体的なミュージカル感が少ない気もしたが、映画の背景とも言える新旧のジャズサウンド、ふたりの心の通ったシーンで繰り広げられる息の合ったステップ等が素晴らしく、充分音楽を楽しむことができる映画だった。