【映画】『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』

《神様は不公平だ。》
《幸せな人とそうじゃない人。楽しそうな人とそうじゃない人。夢に溢れてる人とそうじゃない人。》
《当然私はそうじゃない人で、今日も何故か待ち人が来ない。》

 と、自らを嘆く不動産屋さん勤務のしがない主人公・さやかが、ある日突然、マンション脇で、倒れていた犬ならぬ人を拾うところから、ストーリーが始まる。

 そして、訳ありのその青年を、半年間、家事担当を条件に住まわせる風変わりな同居生活がスタート。

 やたら植物に詳しいその青年・いつきは、さやかを誘い、共に自転車を走らせ、野原を駆け回り、ふきご飯、つくしの佃煮、ノビルのパスタ、ふきのとうのてんぷら等々、摘んだ野草を使って美味しい食事やお弁当を作ってくれる。

 そんな柔らかな時を共にしながら、温かい人間関係を築いていく二人。

 しかし、約束の半年後、いつきは、お料理メモと《ありがとう》のメッセージを残し去って行く。

 そこからストーリーは大きく展開していく。


 さやか演じる高畑充希の、くったくのない笑顔と、いつき演じる岩田剛典の、イケメンなのに誠実そうな笑顔が、あり得ないようなシチュエーションを何となくありそうなラブロマンスに見せてくれている。