池井戸潤『下町ロケット』by 兄

下町ロケット

 半沢直樹で何かと話題になった池井戸潤さんの本を読んだ。

 小型エンジンを生業としている中小企業が、確かな品質と技術、そしてプライドで、大企業に挑んでいく。

 完成度の高いロケットエンジンの部品を開発し、それを核としたロケットが宇宙へ飛び立っていくシーンには胸が打たれる。

 メーカーに勤めている方、もしくはメーカー志望の方が、もの作りの心を確認できる良書のように思う。

 また、かなり実践的な特許戦略にも触れており、大変勉強になった。
 特許の売買、使用許諾、権利範囲等がストーリーにきれいに組み込まれている。
 小説で分かる特許の入門書といったところか。

 技術的側面とビジネス的側面をバランス良く取り込み、題材としている池井戸潤の作品にしばらくはまりそうだ。


下町ロケット (小学館文庫)

下町ロケット (小学館文庫)