科学のカラヴァッジョ派ブログ

ブログのコンセプトは「文学少女が物理学の本を読んだら」です。科学の恋愛至上主義。外見重視。

湊かなえ『境遇』

―私たちが親友になれたのは、同じ境遇だからなのかな―


 共に幼い頃親に捨てられ児童養護施設で育った過去を持つ、陽子と晴美。大学時代、ボランティアで出会った二人が友達になるのに、時間はかからなかった。新聞記者となった晴美と政治家の妻になった陽子。二人はいつだってかけがえのない友達で、充実した幸せな日々を送っていた。

 しかし、忙しくてなかなか一緒にいられない息子のために描いた陽子の絵本「あおぞらリボン」が、ベストセラーとなったことから、何かが狂い始めた。



 陽子の息子が誘拐されて、届いた脅迫状。

「息子を返して欲しければ、真実を公表しろ」

 果たしてその真実とは?
 そして、犯人は誰?


 これは、『告白』でセンセーショナルなデビューを飾った湊かなえが、ドラマのために書き下ろした小説である。


 彼女の小説の日常のなかには、どこかに毒が潜んでいて、そして、その毒は癖になる!


境遇 (双葉文庫)

境遇 (双葉文庫)


7月3日
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