科学のカラヴァッジョ派ブログ

ブログのコンセプトは「文学少女が物理学の本を読んだら」です。科学の恋愛至上主義。外見重視。

竹宮ゆゆこ『砕け散るところを見せてあげる』

 センター試験間近の高校三年生、賓田清澄は、校内でいじめられてる1年生の女の子、玻璃を目撃。ヒーローっぽく助けようとしたことから、全てが始まった。

 清澄の頑張りでいじめはなくなったのに、玻璃の体のアザはなくならない。

 結局ふたりは、絶対ありえないような凶悪犯罪と対峙することになる。高校生にいったい何ができるの?、彼女をホントに救える?それでも清澄は、体を張ってとことん守り抜こうと立ち向かう。

 ぼこぼこでアザだらけの玻璃の頬を両手で包み、"綺麗だよ。花束みたいだ。"と、語るシーンは、胸キュンです。

 これは切ない
heart-warming ラブストーリー?
それとも、危険なミステリー?

 いや、やっぱりヒーローストーリーと、あえて言いたい。


 ヒーローの息子は、やっぱりヒーローだったのだ。



砕け散るところを見せてあげる (新潮文庫nex)

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