読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

科学のカラヴァッジョ派ブログ

ブログのコンセプトは「文学少女が物理学の本を読んだら」です。科学の恋愛至上主義。外見重視。

望月新一の数学

ABC予想入門」に望月新一さんの数学について以下のような記述がある。

望月新一氏の証明方法は関数体版(多項式版)に示唆されているところが大きい。多項式abc予想の証明では「微分」が有効に使われていた。一般の関数体版でも「微分」が「小平・スペンサー写像」として現れてくる。望月氏の論文は、「一元体上の微分」を「一元体上の小平・スペンサー写像」として構成するところが要点であり、ここに数百ページに達する壮大な数学宇宙が広がっている。

「ゼータの冒険と進化」には、

望月さんは、これまでのスキーム論では不十分と見て取り、一元体上の幾何学が必要なことから研究を開始しました。その結果、演算二個の環の代わりに、演算一個のモノイド(群を含む)に基盤を置く幾何学を10年にわたって独自の数学言語で発展させて500ページを越える論文「宇宙際タイヒミュラー理論」に結実させ2012年8月30日にホームページに公表したわけです。これは、他に類を見ない巨大な仕事です。一方、独自の数学言語を用いているため、他の数学専門家の理解を遠ざけてしまっています。

リーマン予想の探究」

望月新一さんのabc予想の研究でも、一元体上の幾何学(とくに一元体上の楕円曲線のモジュライ空間や一元体上のフロベニウスの実現など)が重要になっています。


絶対数学

絶対数学


大栗博司さんの物理学 - 科学のカラヴァッジョ派ブログ