科学のカラヴァッジョ派ブログ

ブログのコンセプトは「文学少女が物理学の本を読んだら」です。科学の恋愛至上主義。外見重視。

アンリ・ルソー的物理学者広江克彦

絵画の鑑賞法

絵画を観るときまず全体を観る。そこから第1印象を受け取り、細部に目を移していく。それに対して音楽を聞くとき、いきなり全体を聞くことはできない。モーツァルトにはできたらしいが。

一般には、1音1音積み重ね、最後に全体の印象が残る。





多くの物理学の本は細部の精密な議論を積み重ねることで出来ている。音楽的だ。

ひどい本だと全体に到達することなく終わることもある。





広江さんの物理学の本は、まず全体を観せてしまう。それから細部の議論に移ってゆく。もちろん弊害もある。第1印象が間違いであることはよくあることだ。苦い経験をしたことは誰しもあろう。


しかし、絵画的な物理学の本があまりにも少ない現状を踏まえれば、広江作品が貴重なのは言うまでもない。





アンリ・ルソー的物理学者広江克彦。



おわり。


アンリ・ルソー (RIKUYOSHA Children & YA Books)

アンリ・ルソー (RIKUYOSHA Children & YA Books)

時短テクとしてのマンガ勉強法。by 兄

社会人になると色々なことを勉強しなければ、なりませんよね?


仕事仲間や取引先の方と実りのあるコミュニケーションを交わすためには教養が必須ですし、海外の方と仕事をするには宗教への理解が欠かせません。


直接消費者を相手にする仕事についていなくとも、連関を辿っていけば、どんな仕事も消費者に支えられている以上マーケティングの知識もかかせません。




でも、忙しい社会人のみなさんに聖書やコーランを読んだり「マーケティングの父」コトラーの分厚い原著を読む時間ってないですよね?




そこで、私が提案したいのは、時短テクとしての「マンガ勉強法」です。


例えば、会議での話し合いでうまく論点がまとまらないときに、図や表にすることで議論がスッキリした経験ってありませんか?


絵には学習を効率的にする効果があるんです。


さらに、勉強する過程をマンガにすることで、主人公が徐々に学んでゆく教養小説(主人公が成長する物語)として、主人公と自分を重ね合わせながら学問を学んでゆくことができるんです。




マンガ勉強法は、忙しいビジネスパーソンにおすすめの時短テクです!


まんがでわかる 新渡戸稲造「武士道」―――剣は心なり(Business Comic Series)

まんがでわかる 新渡戸稲造「武士道」―――剣は心なり(Business Comic Series)


安部徹也『マンガでやさしくわかるコトラー』を読んで。by 兄 - 科学のカラヴァッジョ派ブログ


『まんがで学ぶ 世界の宗教―――日本人は無宗教? 宗教って難しくない(Business ComicSeries)』by 兄 - 科学のカラヴァッジョ派ブログ

食品表示検定上級に合格するまでの勉強法。by 兄(上級食品表示診断士)

はじめに

私は大学院生1年のときに食品表示検定を受け始め、社会人2年目に食品表示検定上級に合格しました。具体的な勉強期間は、初級は1カ月、中級は3カ月、上級は2年です。他の受験生の役に立てばと思い、上級合格までの道のりを報告したいと思います。


初級合格まで

まず、上級の試験の受験資格は中級合格ですが、中級の受験資格は特にないので、初級は飛ばすこともできます。私は受けましたが。


私は、今まで食品表示と何のゆかりもない状態から、就職活動に役立つと考え勉強を始めました。そこでまず、食品表示検定協会が主催している講習会に参加しました。市販で売られているテキストの内容をまとめたパワーポイントのレジュメと1回分の過去問が配布されます。そして、そのレジュメの解説(一部演習あり)を受けました。講習会に参加するのならば、テキストは必要はないかもしれません。


初級のテストは選択形式です。


私はパワーポイントのレジュメを2、3回読み、過去問は雰囲気を掴むために利用し、合格しました。


初級は、講習会に出席せずに市販のテキストの勉強だけで合格出来るのではないかと感じました。


[改訂4版]食品表示検定認定テキスト・初級

[改訂4版]食品表示検定認定テキスト・初級


中級合格まで

中級の勉強のときも、講習会に出席しました。同じく1回分の過去問と市販で売られているテキストの内容をまとめたパワーポイントのレジュメが配布され、その解説(一部演習あり)を受けました。


中級のテキストは必須で、現在でも会社で参照しているほどです。


テスト形式は初級と同じ選択形式で、設問が少し詳しくなる感じです。


試験には、レジュメとテキストを読み込み過去問を前日に解いて、臨み、合格しました。


[改訂5版]食品表示検定認定テキスト・中級

[改訂5版]食品表示検定認定テキスト・中級


上級合格まで

上級は合格するまでに複数回試験を受けました。1回目の受験のときに講習会に参加し、同じく、レジュメと過去問を1回分をもらいました。中級と同じくらい勉強しましたが、歯が立ちませんでした。


2回目は、社会人として表示の実務を2ヶ月間経験して受けましたが、一歩届きませんでした。


テストは初級、中級と同じ選択形式と、記述問題です。選択問題が思いのほか難しく、点数がとれませんでした。選択問題は初級、中級とは比べものにならず、さらに上級は市販のテキストがないので消費者庁のホームページの法規をよく勉強しなければなりません。特に食品表示基準Q&Aに目を通しておくことが大切です。Q&Aには通常の法規には載っていない運用上の注意点が載っていて、理解が深まります。受けた試験問題は持ち帰れるので、3回目の試験に向けて、講習会で貰った過去問と2回の試験問題を、特にその中の選択問題を集中的に解きました(その時、食品表示基準Q&Aをよく参照しました)。その結果、










合格しました。


記述問題は、3パターンで、1問目は、3つのキーワードを800字で説明する問題です。講習会でポイントを教わることができます。しかし、すべての問題を想定することは不可能なので、山を張るしかありません。私のときは、食品表示法施行にあたっての変更点について3つのキーワードがあたえられました。


2問目は、提示された表示の間違いを指摘し、正しい表示を書くという問題です。これは中級を合格していれば解けます。


3問目は、配合と前提条件が与えられて、自分で定規を使って表示を作成します。自分で表示を作る練習が必要です。


以上、上級試験のレポートです(2015年11月29日
第5回上級試験)。


おわりに

食品表示検定は食品業界では、名の通った資格です。どの部署に行ったとしても役に立つスキルです。食品業界に行きたいのならば、取って損のない資格です。そして、いち消費者としても大切な知識だと思っています。


最後に、合格する上で大事なことを書きます。それは日頃から食品表示を観察し、疑問を持ち、調べることです。そうすれば絶対合格できます。

『まんがで学ぶ 世界の宗教―――日本人は無宗教? 宗教って難しくない(Business ComicSeries)』by 兄

【結論】
宗教とは、何かを信じる心である。
それがあれば、心を強く保てるものがあなたにとっての宗教だ。

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宗教が何のために存在するのか?

人間がいつかは必ず死ぬ存在だから、宗教は存在する。つまり、死に対する恐怖を和らげるため、死後の世界を信じるために宗教は存在する。どの宗教も人間が死んだらどうなるのかについて教えている。


宗教とは何か?

宗教とは、生きるための原動力だ。人間は誰だって何かを信じることによって生きている。日本人は無宗教だと言われるが、それぞれが自分の信じる何かを宗教として、持っているのだと思う。


たとえば、大切な人が死んでしまったとしても、形見を持っていれば、その人をそばに感じられることも宗教なんだ。

(まんがで学ぶ世界の宗教より)


安部徹也『マンガでやさしくわかるコトラー』を読んで。by 兄

マーケティングの本質とは、相手のことをよく知り、相手の望むことを望むタイミングでやってあげることだ。
自分の望みを優先させるのではなく、常に相手が自分に何を期待しているかを理解し期待にこたえ続けるんだ。


お客様は製品を通して得られるベネフィットを求めている。お客様が求めているのは、ドリルを買うことではなく、その先にある「穴を開ける」ことだ。
考えるべきは、どんな製品を売るのか?ではなく、製品を通して顧客のどんな不便や悩み、欲求を解消していくか。
お客様の視点で徹底的にニーズを掘り下げる。


ブランドを確立してファンをつくる。ファンが増えれば小さい会社でも大きな会社に勝てる。
ブランドを確立するには、ライバルとの類似点相違点を明確にして差別化する。


飢えた魚はどこにいるか?もっといい釣り場を探す。
広い海の中で、魚の群れている場所は、決して一ヶ所ではないはずだ。


顧客を買う気にさせる。
商品の価値を伝えるには、いかに第三者に心の底から「いい」と言ってもらうかがカギになる(プロモーション戦略)。


何事も一時的な関係で終わってはお互いに空しさが残るだけだ。
会社と顧客は長い間良好な関係を保ってはじめてお互いに最大限の利益を感じられるはずだ。
そのためには自分のことだけを考えるのではなく、常に相手の立場になり相手が喜ぶことをし続けるんだ。
そうすればビジネスをするうえで、生きていくうえで、最も重要な「信頼」を強くしていくことができる。

(マンガでやさしくわかるコトラーより)


マンガでやさしくわかるコトラー

マンガでやさしくわかるコトラー

広江克彦『趣味で量子力学』について

物理学について

物理学が嫌いな人は多くて、私も例にもれずその一人で、中学生のとき万有引力の話を聞いて以来勉強してない。「2つの物体は互いに互いを引き合う」なんて理解できない。


そんな私が、みずからの意思で物理学の本を買った。みずからの、と言ったけど万有引力の影響もあるのかもしれない。

広江作品について

歴史的な名著とか、学校で指定された教科書と違って、この手の本は好き嫌いがわかれると思われる。でも私は広江さんの本を読んでしまう。広江さんが展開する数式にはスピード感があって、高揚感がある。だからつい……。


本書の主役はシュレーディンガー方程式。

シュレーディンガー方程式をルックスで嫌う人は多いけど、実は線形で、解を重ね合わされたりなんかして、私は嫌いになれない。

シュレーディンガー方程式が序盤で、3次元に拡張され、座標変換され、変数分離され、原子核電荷によるポテンシャルエネルギーの下で解かれる。この部分の高揚感はすごくて、中毒性がある。



本書を読むと、自分の理解がついていかないときがあって、つらい。つらいんだけどスピード感のある数式に頭がのぼせてしまう。それで、楽しいのか楽しくないのか分からなくなってしまうのだけれど、この感覚、嫌いになれない。



小池真理子の『欲望』を読んで - 情報系女子大生のブログ(仮)
このリンクの文章の真似がしたかったのです、うまく出来ませんでしたが……。(情報系女子大生に許可をもらいました。)

趣味で量子力学

趣味で量子力学

プラトン『ティマイオス』について

最近、プラトンが気になっています。ビックデータや人工知能の話って、もっと言うとGoogle の存在それ自体がプラトンが考えた「哲人王」の実装だなぁ、なんて思ったことがきっかけです。


そこで、プラトンについて調べたら、『嫌われる勇気』の岸見一郎さんが『ティマイオス』を翻訳していることに気付きました。



どこで、知ったのかは忘れましたがプラトンの『ティマイオス』には高校生のころから神秘を感じてきました。しかし、『ティマイオス』はプラトン全集でしか読めず、さらにその巻は絶版でした。古本も数万円。結局読めませんでした。



ところで、どこに神秘を感じていたかと言うと、リゾーマタです。

ゾーマ

地(土)・水・火・風(空気)の4つのリゾーマタ(「根本」の意 )は正多面体であり、その形状によって運動の性質や他のリゾーマタとの親和性が決まる。たとえば火は正四面体であり、最も軽く、鋭い。水は正二十面体、空気は正八面体である。これに対して土は正六面体であり、運動することが最も遅い。自然の諸物はリゾーマタがまざりあうことによって形成されている。



後に量子力学を構築することになる青年ハイゼンベルクもリゾーマタの一節に興味をおぼえ、物質の究極に正多面体のようなイデアがあるのか、それとも数式があるのか考えたそうです。



長らく入手が困難であった『ティマイオス』が手に入れ易くなり、とても嬉しいです。

ティマイオス/クリティアス

ティマイオス/クリティアス